前回の記事では、効率よく売上を上げるために把握しておくべき知識として、キャバクラの給料体系について紹介しました。
そして今回は前回に引き続き、効率よく売上を作るために必要な、もう1つの要素について紹介します。

それは銀座のキャバ嬢にとっては必要不可欠な「美への探求心」についてです。

1.美とは魅力とは何なのか

まず最初に「美」というものについて定義しておく必要があります。
みなさんは「美」と聞くと、具体的に何をイメージされるのでしょうか。
1番よくある回答は「容姿の美しさ」だと思います。
確かに外見が美人であることは「美」につながるでしょう。

ではさらに突っ込んで「容姿の美しさ」とは一体何でしょうか。
例えば目鼻立ちのような顔の造作の美しさやスタイル、肌のきめ細やかさといったものが挙げられると思います。
しかし美しさとは「外見の美しさ」だけで表現できるものなのでしょうか。

おそらくそれは「NO」です。
「着飾ったり化粧すれば男はホイホイ寄ってくるし」と思われる方もおられるでしょう。
その辺の合コンレベルで「可愛い・美人」といわれていれば満足な方にとっては、正にその通りだと思います。
しかし今回は「キャバ嬢が目指すべき美」についての話です。

ただ可愛い、綺麗なだけでお客様が何百万円、何千万円という常軌を逸した金額をそのキャバ嬢に使ってくれるのでしょうか。
やはり答えは「NO」です。

銀座のキャバ嬢にとって、外見の美は持っていて当たり前の基本装備ですので、そこから頭一つ抜きん出るには、もう1つの本質的な美の力が必要だといえます。

その「美」とは「内面の美」です。
内面が美しいと言われてもピンとこないと思いますので、具体例をあげましょう。


例えば「心根が美しい」という言葉があります。
その人の優しさや人間性からくる行為や立ち居振る舞いを見て、人は美しいと思うのです。
また努力する姿を美しいと表現することもあります。

このように「美」には外見と内面の2種類があるのです。
この両方を兼ね備えてこそ、お客様が湯水のごとく大金を注ぎ込む「銀座でトップクラスの美しいキャバ嬢」になれるといっても過言ではありません。

2.外見と内面の美しさを磨く方法

ひたすら「美」の定義を語り続けても何の意味もありませんので、「いかに自分を美しくするか」について紹介していきましょう。
まず前提条件として「外見の美と内面の美は繋がっている」ということを覚えておいて欲しいです。

実は外見だけを磨いていても飛び抜けて美しくはなれませんし、内面だけが美しくても、銀座のトップキャバ嬢としては不足があります。

自覚のない人が多いようですが、人間には「人相」というものがあり、人相にはその人の生き方や考え方が現れます。
よく「顔を見れば善人か悪人かわかる」という人がいますが、これはある意味間違いではありません。

別に善人になろうといった話ではありませんが、少なくとも自分の生き方や行動に、迷いや後悔がある人の顔は、すっきりしたものにならずどこか陰鬱なものになります。

さらにいうとネガテイブな気持ちや自信を喪失している人は、顔だけでなく姿勢が悪くなり、全く押し出しの効かない空気感を醸し出してしまうのです。
陰鬱な気配をまとい、人の陰に隠れてよく見えないキャバ嬢にお金を注ぎ込みたいという、奇特なお客様はあまりいません。
出来る限り内面をポジティブに保つようにしましょう。
明るさはそれだけでも人を惹きつける魅力を演出してくれます。

そして同時に自分が備えている体の魅力を強調するべきです。
女性は様々なコンプレックスやこだわりから、「他人から見た自分の魅力」を自分から放棄してしまっていることがあります。

これは自分から売上を投げ捨てている行為といわざるをえません。
例えば胸の大小や、太りやすかったりやせ気味になる体質、身長にコンプレックスを持っている人はとても多いですが、そこをただのコンプレックスと捉えず、「女性の武器」としてうまく使っていきましょう。

自分が自分を嫌いなままでは、他人からは好かれません。
キャバ嬢にとって最も大事な仕事は、お客様が楽しく鼻の下を伸ばしながら、いい気分でお金を使える環境を作ることです。
まずはお客様に自分を好きになってもらい、価値を感じてもらわなければいけません。

他の誰からもそう思われなくても、あなたのためにお金を使ってくれるお客様にとって、綺麗なあなたでいればそれだけで売上になります。
根本的には「美しさ」という定義に、絶対な尺度は存在していないのです。

3.もうワンランク上の美しさを目指そう

そして「お店の」ではなくや「銀座トップキャバ嬢」を目指すためには、さらなる「美の探求」が必要になります。
例えば外見的なところからいくと、定期的にエステに通うこともいいでしょう。
自分の美しさを磨き上げ、「常に美しい状態をキープする努力」を怠ってはいけません。

また自分の体調やコンディションを整える努力は大変重要です。
実際問題として、体調が悪い人は顔色が悪く、弱っている内臓を無意識的にかばいながら動くので姿勢も悪く、到底「美しいとはいえない」状態になっていまいます。
夜の仕事である以上、大変難しいことではありますが、栄養面を考えた食事や規則正しい生活を心がけ、生活習慣を整えることをおすすめします。

さらにジムに通い適度な運動をすることも効果的です。
またこういった自分を律した生活を続けるためには、「キャバ嬢としての美学」を持つ必要があります。
美意識といってもいいでしょう。
そして月並みですが、お客様に豊富な会話を提供するために、幅広い知識をつける努力も必要です。
知性もまた美しさにつながります。

まとめ

キャバ嬢という仕事は、裸一貫、腕一本で「自分に値段をつける仕事」です。
銀座という一流の土地で、自分というブランドを売らなければいけません。
使えるものは全て使って、最も美しい自分をアピールしていきましょう。

次回の記事では、「トップキャバ嬢のお金の使い道」と題し、高収入のキャバ嬢が稼いだお金を何に使っているのかについて紹介したいと思います。